命の洗濯
2017/01/26by 立
こんにちは、立です。
気づけば早くも年が明け、1月も終わりに差し掛かっています。
毎日全力で寒さを耐え忍んでいる私ですが、
今回はお風呂のお話をさせてください。
最近、自宅の風呂場のタイルがボロボロと剥がれてきました。
初めは数枚だったものの、入るたびに1つ、また1つと剥がれていき、
今や取れたタイルは100枚近く。
ただ白かったはずのお風呂場に、それはそれは不自然に、
灰色がかったまだら模様の四角形が顔を覗かせるようになってしまいました。
この四角形、周りが白一色な分、
まるでその部分だけ空間が切り取られたようで、見ていると少し奇妙な感覚に陥ります。
ルネ・マグリットの絵のように、あるはずのないものがそこにあるような、
もしくは『不思議の国のアリス』のように、
その四角形の下へ落ちていってしまうのではないかといった感覚に。
毎日、じわじわと大きくなっていく四角形は、
まるで意志を持って成長していくようにも見えるのです。
なにはともあれ、風呂場には工事が入る予定なのですが、
色々な要因が重なって、工事には2週間かかってしまうとのこと。
2週間の風呂なし生活……身構えつつも、
これを機に久しぶりに銭湯に通おうと目論んでいます。
演劇サークルに入っていた学生時代は、
毎回千穐楽の終わった後に、ボロボロに疲れ切った身体で仲間と入る銭湯が格別でした。
ある時は、役柄上、全身青く塗りたくって舞台に出た後に銭湯へ。
(青い身体は映画『アバター』をイメージしてください)
その前に、大学のトイレの洗面所で必死に身体を洗い、
脚先から顔面まで全てのインクを落としたと思っていたのですが…。
銭湯のシャワーで身体を洗っていると、自分の周りの水や泡がなんだか少し青っぽい…。
どうやらインクが少し肌に残っていたようです。
結局、同じく役柄上、身体を青くしていた友人と共に、
周囲の目にドキドキしながら必死に身体を擦ったのでした。
良い子は真似してはいけない思い出話ですが、
今後の人生で、二度と全身を青く塗りたくることはないと思うので、お許しください。
そんなこんな、最近の我が家のお風呂事情を説明するつもりが、
少々ホラーテイストになってしまったので、
ちょっとした銭湯の思い出話もさせていただきました。
冷え込みが厳しい時期になってきましたので、
皆様も熱いお風呂にゆっくり浸かって、お身体にお気をつけください。
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