2010年12月
アリ・フォルマン『戦場でワルツを』
2010/12/27by GX750
早いものでこのホームページがリニューアルされて半年になります。事務所の窓から見える木々の葉の緑も、今では落ちて寒々しい景色へと変わりました。年の瀬も近づいて改めてこのブログを見返してみると、どうも私は古いものばかり取り上げている気がしてなりません。なんだか偏屈な人のような印象を与えてしまう気がするので、今回は比較的新しい映画のご紹介です。
イスラエルの監督アリ・フォルマンの『戦場でワルツを』です。2008年のアカデミー賞外国語映画賞にノミネートされたことでご存知の方も多いかもしれません。ドキュメンタリーをアニメーションで表現した意欲作です。
ドキュメンタリーをアニメーションで表現することに意味があるのか、と思われるかもしれません。しかしながら、曖昧な記憶を辿る旅、そこでの人々の話から見えてくるイメージの数々は、アニメーションでこそ表現できるものでした。また、戦場という極限状態の中での現実感の喪失や幻想は二次元の方が《現実的》です。更に実写ではなかったからこそ最後の映像を観た瞬間、その凄まじい現実が観るものの胸に迫るのでした。
映画がある種の行き詰まりをみせていると言われています。3D映画なんかはそうした現状を打破するための一つの手段なのかもしれません。ところが、今回のような映画を観ると、もっと単純な方法で人の心に訴えかける表現がいくらでもあるような気がします。21世紀に新しい表現方法の可能性を示した優れた1本です。
GX750
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パンケーキ通信 その3
2010/12/21by ピップ
大阪の味
2010/12/11by トンガリあたま
例年より暖かい日々が続いておりますが、皆様お元気でしょうか?
今日は、大阪の味について少しご紹介を…大阪と聞けば、「粉モノ」なのですが、今回は違います。
何とカレーなんです。でもそこは大阪、安くて早くてもちろん美味しいカレーです。その素晴らしいお店の名前は「インディアンカレー」です。ここのカレーの特徴は、その甘さと辛さのハーモニーです。一口目は「あれ何でこんなに甘いん?」と思った次の瞬間、ジワっと辛さがこみ上げてきます。このギャップが何ともいえずクセになります。でも「大阪に行かないと食べられないのかぁ」とご心配のあなた!そんなことはありません。東京駅前のTOKIAのB1Fに東京店があります。ここの凄いのは、秘伝のルーを毎日新幹線で大阪から運んでいるとのこと。だから大阪と味が一緒なんですね。冬の寒い日、美味しいカレーで暖まるのもわるくありませんよ。
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耳鼻科
2010/12/06by でこボン
うちの子どもをよく耳鼻科へ連れて行きます。鼻水がたくさん出て軽い炎症を起こすらしく、割と高い熱を出します。38度を軽く越えます。先日も行ってきました。
診察してもらう耳鼻科は、待合室で呼ばれると診察室に入って、さらに順番を待ちます。近所では評判の病院なので、当然患者さんも多くいます。多くの患者さんを診る為なのか、診察室にドアはなく(一応、仕切りはあります)、診察室内の順番待ちのソファからは、診察されている姿がよーく見えます。正視するのは失礼な感じがありますが、痛そうな顔をしている人が多く、なかなか恐怖感を煽られるシチュエーションです。子どもの患者も多く絶え間なく鳴き声が聞こえるので、音響効果も抜群です。
順番がまわってきて、子どもを抱きかかえて診察台に座ります。以前は儀式のように、先生へ「痛くしないでください」とご挨拶してから診察が始まるのですが、先日は余裕がなかったようで、だっこした瞬間から「痛い、痛い」と泣き出しました。「まだ、何にもしてないからね」といつものように診察を初める先生。看護士さんもいつもと変わらず、頭を抑える方、足を抑える方の2名体制で、バッチリ診察して頂きました。いつもありがとうございます。
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