2011年7月
大熊猫
2011/07/25by でこボン
その日は、恒例の「1日乗車券バスの旅」の予定でしたが、「パンダ見たいんだ」との息子の一声で、バスを乗り継ぎ、上野動物園へ。(それでも移動はバス)
入園ゲートをくぐってすぐのところ。15分ほど並んで、会えました。リーリーとシンシン。予想通り(?)竹を食べてました。あんまり動かないですね。まあ、あの体だからしょうがないか。あのモコモコした、バランスの悪そうな体つきが魅力なのかもしれませんね。息子は「かわいいね。かわいいね。」と大喜び。

ブラームス「交響曲第一番」
2011/07/13by 鼻メガネ
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高野文子『黄色い本』
2011/07/07by GX750
やはり煮付けですよ。秋から冬にかけてが旬だと言われているので、熱燗との相性は抜群です。ただ、いかんせん高価な高級魚というイメージがありますよね。あんなにおいしいのに、庶民がそう簡単に手を出せないのは残念です。深海魚なのであまり数が獲れないのでしょうか。いきなり何言ってるんだ?という感じですが、きんきです。いつも天気の話題から入っているので、今回はきんきの話から始めました。
さて、数がないといえば高野文子の漫画です(いろいろ強引)。あれほどの質を保つには、やはり寡作になってしまうのでしょうか。ただ、あまりにも密度が高いので何度読み返しても楽しめます。個人的に好きなのは『黄色い本』という単行本の表題作、小説好きにはたまらない世界が広がっています。
私は想像力が欠如しているためか、どうも昔から小説の登場人物というものをイメージすることができません。が、そのかわり活字そのものが強烈に目の前の世界に浸食してきます。重いものを読んでいると、日常生活と読んでいるものとの乖離がひどくなって「うわーっ、どこにいるんだ自分、今」となったりします。とはいえ今ではそれも少なくなりました、大人になったものです。『黄色い本』はそういうかつての活字体験が淡々と描かれているようで好きです。重くのしかかる言葉の数々が当たり前の日常に入り込む瞬間、その描き方は尋常ではありません。
確かフォークナーだったと思いますが、彼はひどい活字中毒者で電話帳から奥さんの買い物メモまで、家にあるものは何でも読んだそうですね。重度のアルコール中毒であり活字中毒でもあった彼がいったいどんな世界を見ていたのか、ものすごく興味深いです。過去と現在とが交錯する彼の描いた世界が、極めて現実的なものだったのではないか、そんなふうに思ってしまいますね。
GX750
***舞台字幕のことはZimaku+まで***